国立大学法人山口大学
革新的な無機フォトクロミック材料の開発

国立大学法人山口大学
革新的な無機フォトクロミック材料の開発
本特許では、青色を経由せずに黒色化する新規無機フォトクロミック材料が提案されています。有機系のフォトクロミック材料には、耐久性と合成難易度の問題がありますが、この発明は、化学的に安定で合成も容易な無機系のフォトクロミック材料を提供します。酸化タングステン等の無機酸化物は、熱的、化学的に安定で、ゾル・ゲル法などにより容易に合成できます。それに対して、発明者らは酸化チタンナノ粒子にモリブデンイオンを微量ドープすることで、青色を経由せずに黒色化するフォトクロミック材料を開発しました。これにより、新奇な着色現象が可能となり、その研究は、青色を経由せずに黒色となるフォトクロミック材料の開発に対する新たな一歩を示しています。
つまりは、青色を経由せずに黒色化する、モリブデンを含む酸化チタンナノ粒子によるフォトクロミック材料
AIによる特許活用案
おすすめ業界 ナノテクノロジー化学光学
- スマートウィンドウへの応用
- 太陽電池への応用
- 光学デバイスの開発
青色を経由せずに黒色化する無機系のフォトクロミック材料は、スマートウィンドウの開発に活用できます。光の強度に応じてガラスの色が変化し、遮光効果を調整することが可能です。これにより、エネルギーの節約と快適な室内環境の両立が可能となります。
本発明の無機系フォトクロミック材料は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池の開発にも応用可能です。効率的な光吸収と色の変化を活用して、太陽電池の性能を向上させることが期待されます。
青色を経由せずに黒色化する無機系のフォトクロミック材料は、光学デバイスの開発に利用できます。特定の波長の光に対する反応性を利用して、光の振舞いを制御するデバイスの開発が可能です。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2019-020568 |
発明の名称 | モリブデンを含有する酸化チタンフォトクロミック材料及び複合体 |
出願人/権利者 | 国立大学法人山口大学 |
公開番号 | 特開2020-128455 |
登録番号 | 特許第0007204198号 |
- サブスク
- 譲渡
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