【東京都公立大学法人】高収納性ハンド部を備えた対象物把持装置
【東京都公立大学法人】
高収納性ハンド部を備えた対象物把持装置
従来のハンド部の収納性を飛躍的に向上させた新技術。第1から第3のリンク部を組み合わせた折り畳み機構により、把持部とリンク部がコンパクトに収納され、使用時には迅速に展開。効率的な作業を実現します。
本発明は、組み立てられたハンド部の収納性を向上させるための対象物把持装置に関するものです。この装置は、対象物に接触可能な把持部と複数のリンク部からなるハンド部、およびハンド部を移動させるアーム部を備えています。従来の構成では、ハンド部の収納が困難でしたが、本発明では折り畳み機構を採用することで、ハンド部の収納性が大幅に向上しています。
主な構成要素と機能
- 把持部(12):
- 対象物に接触し、把持するための部分。第1のリンク部と連結されています。
- 第1リンク部(14):
- 把持部と接続され、回転可能な関節部を介して第2リンク部と連結。
- 第2リンク部(17):
- 第1リンク部と第3リンク部を連結し、ハンド部の折り畳みおよび展開をサポート。
- 第3リンク部(19):
- 把持部と対向し、折り畳み状態と展開状態でハンド部の形状を変化させる。
動作原理
本装置は、ハンド部の複数のリンク部を回転させることで、把持部と第3リンク部が対向し且つ近接する折り畳み状態と、離間した展開状態の間でハンド部を変形させることができます。これにより、使用時には迅速に展開して対象物を把持し、使用しないときはコンパクトに折り畳んで収納することができます。
利点
- 高収納性:ハンド部が折り畳み可能なため、収納スペースを節約できます。
- 迅速な展開:使用時にはハンド部を迅速に展開して作業効率を向上させます。
- 多用途な応用:さまざまな対象物の把持に対応し、幅広い用途で利用可能。
AIによる特許活用案
おすすめ
- 製造ラインの自動化
- ロボットハンド
- 物流・倉庫管理
製造業において、ハンド部の高収納性と迅速な展開を活かして自動化設備を最適化します。
ロボティクス分野で、さまざまな形状やサイズの対象物を効率的に把持できるロボットハンドに応用します。
物流センターでの物品のピッキングや整理に利用し、作業の効率を大幅に向上させます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2021-176088 |
出願日 | 2021/10/28 |
発明の名称 | 対象物把持装置、ハンド部およびハンド部組立用シート |
出願人/権利者 | 東京都公立大学法人 |
公開番号 | 特開2023-065 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
準備中です
#弁理士コメント
この特許は、ハンド部の収納性を飛躍的に向上させるための優れた対象物把持装置を提供しています。複数のリンク部を組み合わせた折り畳み機構により、コンパクトな収納と迅速な展開が可能であり、作業効率の向上に寄与する点が非常に優れています。