【東京都公立大学法人】可逆的熱伝導制御システム
【東京都公立大学法人】
可逆的熱伝導制御システム
遷移金属カルコゲナイド薄膜を用いて、電極間の熱伝導を可逆的に制御する革新的な技術。熱管理が重要なデバイスやシステムにおいて、効率的かつ柔軟な温度制御を実現します。
本発明は、熱伝導を可逆的に制御することができる熱伝導制御装置および熱伝導制御方法に関するものです。この技術は、遷移金属カルコゲナイド薄膜を用いて、熱伝導を電気的に制御することを可能にします。
主な構成要素と機能
- 第1電極(10):
- 貴金属から成り、一方の面に遷移金属カルコゲナイド薄膜が設置されています。
- 遷移金属カルコゲナイド薄膜(30):
- 遷移金属カルコゲナイド単位層が2層以上積層された薄膜。熱伝導を制御する役割を果たします。
- 第2電極(20):
- 貴金属から成り、第1電極と接触し、薄膜を包囲する電解質とともに設置されています。
- 電解質(40):
- アルカリ金属イオンを含み、第1電極と第2電極を接続する役割を果たします。
動作原理
この熱伝導制御装置は、第1電極と第2電極の間に設置された遷移金属カルコゲナイド薄膜を通じて熱伝導を制御します。電解質を介して電圧を加えることで、薄膜の熱伝導率を変化させ、熱伝導の可逆的な制御を実現します。
利点
- 高い制御精度:遷移金属カルコゲナイド薄膜により、精密な熱伝導制御が可能です。
- 可逆的な操作:電圧の調整により、熱伝導を自由に変化させることができます。
- 多用途な応用:熱管理が重要なさまざまなデバイスやシステムに適用できます。
AIによる特許活用案
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活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2021-109863 |
出願日 | 2021/07/01 |
発明の名称 | 熱伝導制御装置、熱伝導制御方法 |
出願人/権利者 | 東京都公立大学法人 |
公開番号 | 特開2023-006 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、熱伝導を可逆的に制御するための革新的な技術を提供しています。遷移金属カルコゲナイド薄膜を用いた高精度な制御と可逆的な操作は、電子デバイスやエネルギーシステムの効率を向上させる可能性が高いです。