国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
高効率スクラバ装置:環境負荷を最小限に抑える新たな進化

国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所
高効率スクラバ装置:環境負荷を最小限に抑える新たな進化
本特許は、環境に配慮した排ガス処理の新技術に関するもので、特に船舶から排出される排ガスを効率的に処理するスクラバ装置を提供します。第1排ガス経路に液体噴射手段を複数段設け、上流側の噴射圧を下流側よりも低くすることで、液体と排ガスとの接触を最適化し、排ガス中の有害物質の除去効率を向上させます。また、ミストキャッチャーを備えて飛び散った液体を回収し、効率的に液体を再利用します。さらに、海水を使用することで、環境への影響を最小限に抑えます。この装置は船舶に搭載し、ディーゼルエンジンからの排ガスを処理することが可能で、海域ごとの排ガス規制に応じて制御することも可能です。
つまりは、排ガス処理のための新たなスクラバ装置で、液体噴射手段を複数段設け、噴射圧を制御することで高効率化を実現。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 船舶産業環境エンジニアリング自動車産業
- 環境規制に対応した船舶の開発
- 環境負荷低減のための自動車への応用開発
- 環境エンジニアリング分野における研究開発
この技術を船舶に組み込むことで、燃料油の硫黄分濃度規制に対応することが可能です。海域ごとの排ガス規制に応じて制御することができるため、環境負荷を最小限に抑えつつ、世界中の海域で船舶を運航することが可能となります。
この技術は船舶だけでなく、自動車など他の燃焼機関にも応用可能です。ディーゼルエンジンなどから排出される有害物質を効率的に処理し、環境負荷を低減させることが可能です。
本特許の技術は環境エンジニアリングの分野での新たな研究開発の一助となります。特に、排ガス処理技術の進化とともに、環境負荷を抑えつつ効率的なエネルギー利用を実現するための新たな手法の開発に役立つでしょう。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2019-068917 |
発明の名称 | スクラバ装置、及びスクラバ装置を搭載した船舶 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 | 特開2020-163337 |
登録番号 | 特許第0007357331号 |
- サブスク
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- ライセンス
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