【学校法人 工学院大学】高性能固体電解質とその製造技術
【学校法人 工学院大学】
高性能固体電解質とその製造技術
金属酸化物非晶質膜により、優れたイオン伝導性と基材との密着性を実現した高性能固体電解質。リチウムイオンを効率的に伝導し、全固体電池や電子デバイスの充放電性能を大幅に向上させます。
本発明は、イオン伝導性と基材との密着性が良好な固体電解質、その製造方法、および充放電性能が優れた全固体電池および電解質層を備える電子デバイスに関するものです。この固体電解質は、金属酸化物非晶質膜を用いることで高い性能を実現しています。
主な構成要素と機能
- 金属酸化物非晶質膜:
- チタン、ゲルマニウム、ケイ素から選択される金属原子を含む。
- ギ酸、炭酸、無水リン酸、シュウ酸、クエン酸、ペルオキソ酸から選ばれる酸化合物由来の有機成分を含む三次元立体構造を有する。
- 遊離リチウムイオン:
- 金属酸化物非晶質膜の三次元立体構造の空隙に遊離リチウムイオンを含む。
動作原理
この固体電解質は、金属酸化物非晶質膜の三次元立体構造により、リチウムイオンの効率的な伝導を可能にします。これにより、全固体電池や電子デバイスの充放電性能が向上し、エネルギー効率の高いデバイスの製造が可能となります。
利点
- 高いイオン伝導性:リチウムイオンを効率的に伝導し、電池性能を向上させます。
- 優れた密着性:基材との優れた密着性により、長期的な安定性を実現します。
- 多用途な応用:全固体電池や電子デバイスなど、さまざまな分野での応用が期待されます。
AIによる特許活用案
おすすめエネルギー電池製造化学工業
- 全固体電池の性能向上
- 電子デバイスの効率化
- 新材料開発の基盤
高いイオン伝導性を活かして、全固体電池の性能を向上させ、電気自動車やモバイル機器のバッテリー寿命を延ばします。
固体電解質を使用した電子デバイスに応用し、充放電性能を向上させ、効率的なエネルギー利用を実現します。
新材料開発の一環として、高性能な固体電解質を用いたエネルギー貯蔵装置の研究開発に利用します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-013486 |
出願日 | 2022/01/31 |
発明の名称 | 固体電解質、固体電解質の製造方法、全固体電池及び電子デバイス |
出願人/権利者 | 学校法人 工学院大学 |
公開番号 | 特開2023-111 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、イオン伝導性と基材との密着性に優れた固体電解質を提供するものであり、全固体電池や電子デバイスの充放電性能を向上させる点が非常に優れています。金属酸化物非晶質膜を用いた設計は、新しいエネルギー技術の発展に寄与する可能性が高いです。