国立大学法人富山大学
冷却と超伝導を両立する革新的な機能複合材料

国立大学法人富山大学
冷却と超伝導を両立する革新的な機能複合材料
本特許では、超伝導材料が冷却されると電気抵抗がゼロになる現象を利用した強力な電磁石、低損失送電、低損失電子デバイス等の研究が進行中です。超伝導材料は、液体ヘリウム温度で超伝導状態になる低温超伝導材料と、液体窒素温度で超伝導状態になる高温超伝導材料があります。しかし、導体が通常伝導状態に転移すると、大きな局部発熱が生じ、超伝導現象が消失する現象が発生します。この現象を「クエンチ」と呼び、冷却効果が低いという技術的課題があります。それこそ、本特許による機能複合材料の出現です。これは、磁気熱量効果を示す粒子と超伝導効果を示す粒子を金属基材に分散させることで、効率的な冷却と超伝導の両方を実現します。
つまりは、マグネシウムまたはアルミニウム等の金属基材に、磁気熱量効果を示す粒子と超伝導効果を示す粒子を分散させた革新的な機能複合材料です。
AIによる特許活用案
おすすめ業界 エネルギー業界電子部品製造業研究機関
- 低損失送電システムの開発
- 高性能電磁石の製造
- エネルギー効率の高い電子デバイスの開発
この機能複合材料は、電気抵抗がゼロになる超伝導特性を活用し、電力の損失を最小限に抑える送電システムの開発に利用することができます。
磁気熱量効果を利用した冷却と超伝導特性を併せ持つこの材料は、高性能な電磁石の製造に適しています。特に、医療や研究分野でのMRIなどにおける強大な磁場生成が期待できます。
この機能複合材料は、電子デバイスの開発にも利用可能です。低損失と高伝導性を実現することで、エネルギー効率の高い電子デバイスの開発が可能となります。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2019-087578 |
発明の名称 | 機能複合材 |
出願人/権利者 | 国立大学法人富山大学 |
公開番号 | 特開2020-183555 |
登録番号 | 特許第0007246712号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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