【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】実海域性能評価による高精度船舶運航システム
【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】
実海域性能評価による高精度船舶運航システム
実海域での船舶の運航性能を運航前に精度よく評価し、燃料消費の最適化を実現するシステム。標準運航モデルと気象条件を考慮した計算により、信頼性の高い運航情報を提供します。
本発明は、実海域における船舶の性能を精度よく評価し、運航前でも同じ尺度で提供できる船舶の実海域性能提供システムに関するものです。このシステムは、標準運航モデルを使用し、運航条件と船体条件に基づいて実海域性能を計算し、燃料消費指標を導出します。
主な構成要素と機能
- 標準運航モデル設定手段(110):
- 実海域における船舶の標準運航モデルを設定します。
- 条件入力手段(120):
- 運航条件(航路及び載貨状態)と船体条件(船体に関する要目)を入力します。
- 実海域性能計算手段(130):
- 入力された運航条件と船体条件に基づいて、実海域での船舶の性能を計算します。航路により異なる気象海象条件も考慮します。
- 燃料消費指標導出手段(140):
- 実海域性能計算の結果に基づいて、船舶の燃料消費に関する指標を導出します。
- 燃料消費指標提供手段(150):
- 導出された燃料消費指標を提供します。
動作原理
本システムは、まず標準運航モデルを設定し、運航条件と船体条件を入力します。次に、実海域性能計算手段がこれらの条件に基づいて船舶の性能を計算し、気象条件を考慮して燃料消費指標を導出します。最終的に、これらの指標を提供することで、運航前に船舶の性能を精度よく評価することが可能になります。
利点
- 高精度評価:実海域での船舶の運航性能を高精度に評価します。
- 燃費最適化:燃料消費指標を導出し、燃費の最適化に貢献します。
- リアルタイム対応:運航前に信頼性の高い運航情報を提供し、運航計画の精度を向上させます。
AIによる特許活用案
おすすめ海運業造船業海洋エネルギー
- 海運業での運航効率化
- 造船業での設計最適化
- 海洋エネルギーの活用
海運業において、本システムを用いて運航前に船舶の性能を評価し、効率的な運航計画を策定します。
造船業において、新造船の設計段階で本システムを使用し、実海域での性能をシミュレーションして設計を最適化します。
海洋エネルギープロジェクトにおいて、船舶の燃料消費を最適化し、プロジェクトの効率と持続可能性を向上させます。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2023-182193 |
出願日 | 2019/05/14 |
発明の名称 | 船舶の実海域性能提供システム |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 | 特開2023-178 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、実海域での船舶性能を高精度に評価するための優れたシステムを提供しています。運航条件と気象条件を考慮した計算により、燃料消費の最適化を実現し、信頼性の高い運航支援を提供する点が特に優れています。