【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】内燃機関の高精度燃焼ガス分析システム
【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】
内燃機関の高精度燃焼ガス分析システム
燃焼ガスの酸素濃度と二酸化炭素濃度を高精度に分析し、2サイクル内燃機関の燃焼状態と性能を正確に評価。高効率かつ信頼性の高いエンジン管理を実現します。
本発明は、内燃機関の燃焼ガスを高精度で分析し、燃焼状態や性能を評価するための燃焼ガス分析システムに関するものです。特に2サイクル式内燃機関において、酸素濃度と二酸化炭素濃度を正確に測定することが可能です。
主な構成要素と機能
- サンプリングポイント:
- 内燃機関のシリンダと排気レシーバの間に設けられ、燃焼ガスのサンプルを取得します。
- サンプリング管:
- サンプリングポイントからガスを導く管で、途中にサンプリング弁が設置されています。
- サンプリング弁:
- サンプリング管内のガスの流れを制御します。
- ピストンポジションセンサとクランク角度エンコーダ:
- 内燃機関の作動状態を検出し、燃焼プロセスのタイミングを監視します。
- 制御コンピュータ:
- 検出されたデータに基づいてサンプリング弁を適切なタイミングで開閉し、ガスのサンプリングを制御します。
- ガス分析器:
- サンプリング管の下流端に設置され、燃焼ガスの酸素濃度と二酸化炭素濃度を測定します。
動作原理
このシステムは、内燃機関の燃焼ガスをサンプリングポイントからサンプリング管を通じてガス分析器に送り、そこで酸素濃度と二酸化炭素濃度を高精度に測定します。ピストンポジションセンサとクランク角度エンコーダによりエンジンの作動状態をリアルタイムで監視し、制御コンピュータが適切なタイミングでサンプリング弁を開閉することで、正確なガスサンプリングを実現します。
AIによる特許活用案
おすすめ自動車製造航空エンジン製造船舶エンジン製造
- 自動車エンジンの性能評価
- 航空エンジンの燃焼管理
- 船舶エンジンの環境対応
自動車エンジンの燃焼ガスを高精度に分析し、性能と効率を最適化するために利用します。
航空機エンジンの燃焼ガスを測定し、燃焼状態を正確に評価することで、安全性と性能を向上させます。
船舶エンジンの燃焼ガスを分析し、排出ガス規制への対応を強化し、環境負荷を低減します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-023447 |
出願日 | 2022/02/18 |
発明の名称 | 燃焼ガス分析システム及び燃焼ガス分析方法 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 | 特開2023-120 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
準備中です
#弁理士コメント
この特許は、内燃機関の燃焼ガスを高精度で分析し、燃焼状態と性能を正確に評価するための優れた技術を提供しています。特に、2サイクルエンジンにおける酸素濃度と二酸化炭素濃度の測定精度が高く、エンジン管理の効率と信頼性を大幅に向上させる点が非常に優れています。