【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】船舶の横揺抵抗増加低減システムと運航方法
【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】
船舶の横揺抵抗増加低減システムと運航方法
波浪中の船舶の横揺による抵抗増加を合理的に低減するシステム。自動運航船に適用し、燃費効率と運航性能を大幅に向上させます。
本発明は、船舶の横揺抵抗を合理的に低減し、燃費や運航性能を向上させる方法およびシステムに関するものです。船舶が波浪中を航行する際、横揺により抵抗が増加し、燃費効率が低下することが課題となっています。本技術は、以下の構成要素と手順を用いてこの問題を解決します。
主な構成要素と機能
- 横揺減衰力係数(B44)の低減:
- 横揺の影響を最小限に抑えるために、横揺減衰力係数を調整します。
- 横揺慣動半径(kxx)の低減:
- 船体の重心位置や形状を最適化することで、横揺慣動半径を低減させます。
- 横揺角の低減:
- 船体の動きを制御し、横揺角を最小化します。
- 喫水の増加:
- 喫水を調整することで、船体の安定性を向上させ、横揺の影響を軽減します。
動作原理
本システムは、船舶の運航中に以下のステップを実行します:
- 波浪特性の取得:リアルタイムで波浪の特性データを取得します。
- 船体動作パラメータの調整:波浪特性に応じて、横揺減衰力係数、横揺慣動半径、横揺角、喫水のいずれかまたは複数を調整します。
- 横揺抵抗の低減:これらの調整により、船舶の横揺抵抗増加を低減し、燃費効率を向上させます。
AIによる特許活用案
おすすめ海運業自動運航船開発船舶製造
- 自動運航船の燃費効率改善
- 貨物船の運航コスト削減
- 環境に優しい船舶設計
自動運航船に本システムを導入し、波浪中の横揺抵抗を低減して燃費効率を向上させます。
長距離を航行する貨物船に適用し、燃費効率を高めることで運航コストを削減します。
燃料消費を抑え、環境負荷を低減するためのエコフレンドリーな船舶設計に活用します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2021-149328 |
出願日 | 2021/09/14 |
発明の名称 | 船舶の横揺抵抗増加低減方法、横揺抵抗増加低減システム、及び船舶 |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 | 特開2023-042 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、波浪中の船舶の横揺による抵抗増加を低減するための優れた方法とシステムを提供しています。特に、自動運航船への適用が期待され、燃費効率と運航性能の向上に大きく貢献します。