【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】構造物の落下挙動解析方法およびシステム
【国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所】
構造物の落下挙動解析方法およびシステム
人の経験に依存せず、落下試験で得られた加速度データを合理的に処理し、構造物の落下挙動を高精度に解析する革新的なシステム。信頼性の高いデータ処理で、安全性と効率性を向上させます。
本発明は、落下試験で得られた加速度データを人の経験に依存せずに合理的に処理する構造物の落下挙動解析方法およびシステムに関するものです。従来の方法では、データ解析が主観的な判断に依存することが多く、精度や再現性に課題がありました。
このシステムは、以下の主要なステップで構成されています:
- データ取得ステップ(S1):構造物に取り付けた加速度センサから得られた時系列データを取得します。
- 積分処理ステップ(S2):ノイズの乗った加速度データに対して積分処理を行い、未補正の速度データを算出します。
- 衝突時刻および反跳時刻判定ステップ(S3):加速度データや通過時刻に基づいて、構造物の衝突時刻と反跳時刻を判定します。
- 速度補正ステップ(S4):衝突時刻と反跳時刻に基づき、未補正の速度データに対して補正を行い、補正後の速度データを算出します。
- 多項式近似ステップ(S5, S6):補正後の速度データに対して多項式近似を行い、速度および加速度の近似多項式を導出します。
- 解析結果提供ステップ(S14):解析結果を提供し、構造物の落下挙動を評価します。
これにより、構造物の落下挙動を客観的かつ高精度に解析することが可能となります。ノイズの影響を最小限に抑え、データの信頼性を向上させることで、安全性と効率性を向上させることができます。
AIによる特許活用案
おすすめ建設業自動車産業航空宇宙産業
- 建設現場での安全性評価
- 自動車部品の耐衝撃性評価
- 物流業での梱包設計
建設資材や構造物の落下試験データを高精度に解析し、安全性を評価するために利用できます。
自動車部品の落下試験を行い、耐衝撃性を評価することで、製品の安全性と信頼性を向上させます。
梱包材や包装方法の評価に使用し、製品の安全な輸送を確保するための最適な設計を実現します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2021-108764 |
出願日 | 2021/06/30 |
発明の名称 | 構造物の落下挙動の解析方法、落下挙動の解析プログラム、及び落下挙動解析システム |
出願人/権利者 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 |
公開番号 | 特開2023-006 |
特許取得国: JP
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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#弁理士コメント
この特許は、落下試験データの解析を合理化し、高精度な解析結果を提供するための優れた方法とシステムを提案しています。経験に依存しないデータ処理により、信頼性の高い解析が可能となり、広範な応用が期待されます。