知財活用のイノベーションで差別化を

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日本放送協会
時刻同期誤差生成装置及びプログラム

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時刻同期誤差生成装置及びプログラム

本特許(JP 2023-056929 A)は、PTP(Precision Time Protocol)ネットワークにおけるマスター機器とスレーブ機器間の“同期誤差”を意図的に発生させるための装置および方法に関する発明です。PTPは産業用ネットワーク・5G基地局間同期・電力システムなどで用いられる高精度時刻同期技術ですが、その精度検証には「任意の誤差を再現できる環境」が不可欠です。本発明の時刻同期誤差生成装置2-1は、設定部10により任意の滞留時間 d1〜d4 と、与えたい時刻同期誤差 Δt を設定します。
装置は、マスター側からの Sync パケット を識別(識別部12)し、(d1−(dA+dB)) だけ遅延させてから、補正領域に 滞留時間 D1(= d1 + Δt) を追記します(追記部15)。同様に、スレーブ側からの Delay Request パケット も識別(識別部17)し、(d2−(dC+dD)) だけ遅延させ、補正領域には 滞留時間 D2(= d2 − Δt) を追記します。
これにより、往路と復路のPTPパケットそれぞれに意図した偏差を与えることができ、スレーブ機器が計算する時刻同期に任意のズレを発生させることが可能になります。ネットワーク機器メーカーや制御システムの同期機能検証において、精密な誤差シミュレーション環境を構築できる技術です。

つまりは、PTP(Precision Time Protocol)で同期するネットワークに、任意の同期誤差を人工的に付与可能。遅延量を自由に設定でき、時刻同期システムの検証・評価に最適な技術です。

活用条件

  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

商品化・サービス化     | ASK 実証実験          | ASK サンプル・プロトタイプ   | ASK

特許評価書

  • 権利概要
出願番号特願2021-166441
発明の名称時刻同期誤差生成装置及びプログラム
出願人/権利者日本放送協会
公開番号特開2023-056929
登録番号特許第7651437号
  • サブスク
  • 譲渡
  • ライセンス

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