日本放送協会
ネットワークスイッチおよびプログラム

日本放送協会
ネットワークスイッチおよびプログラム
本特許(JP 2022-125878 A)は、保護対象フローを事前登録せずとも、通信の特徴量から“保護すべきフロー”を自動判定し、そのフローのパケット破棄を防ぐネットワークスイッチに関するものです。従来のスイッチでは、VoIPや制御信号など“パケットを落としてはいけない通信”を保護フローとして手動登録する方式が一般的でした。しかし、通信の多様化や動的サービス生成に伴い、手動登録は管理が煩雑で、登録漏れが原因で重要パケットが破棄される課題がありました。
本発明のスイッチ10には、データレートの変化量が閾値以下かつ破棄パケット数が閾値以下のフローを自動的に保護フローに登録するフロー登録部133を備えます。受信パケットからフローを特定するフロー分類部132と、特定フローが保護対象かどうか判別し、保護フローの場合は保護フロー送信キュー134に振り分け、非保護フローは通常キューへ振り分けます。さらに、送信キュー制御部136が保護キューのデータレートを「保護データレート以上」に維持するよう制御し、混雑時でも保護フローのパケット破棄を防止します。
これにより、個別設定不要で重要通信を確実に守る、自動QoS(Quality of Service)制御の実現が可能になります。
つまりは、重要フローを事前登録する必要なし。トラフィックの挙動から自動判別し、保護すべき通信だけを優先的にキュー処理。ネットワーク混雑時でも重要パケットを落とさないスマートスイッチ技術です。
AIによる特許活用案
おすすめQoS制御フロー管理パケット保護
- データセンターの重要サービス保護機能として実装
- 工場・FAネットワークの制御信号保護
- VoIPやオンライン会議の通信品質確保
設定不要で高優先度フローを自動判定し、サービス品質を維持。
PLC制御やセンサーデータの遅延や損失を防ぎ、生産ラインの安定性向上。
音声フローを自動的に保護対象と判定し、途切れを抑制。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 | ASK 実証実験 | ASK サンプル・プロトタイプ | ASK
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2021-023703 |
| 発明の名称 | ネットワークスイッチおよびプログラム |
| 出願人/権利者 | 日本放送協会 |
| 公開番号 | 特開2022-125878 |
| 登録番号 | 特許第7652582号 |
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- 譲渡
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