日本放送協会
受信装置及びプログラム

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受信装置及びプログラム
本特許(JP 2022-146714 A)は、動画ストリーミング再生の開始遅延を短縮しつつ、再生開始時の画質低下を抑制するための初期映像品質決定技術に関するものです。従来のストリーミング方式(Adaptive Bitrate Streaming)では、初期バッファ量を確保するために低画質セグメントを優先して受信することが多く、再生は早く開始できるものの、開始直後の画質が大きく低下するという課題がありました。本発明の受信装置1は、動画コンテンツの再生前に、(1)最高画質セグメントの受信にかかる時間(第1時間)、(2)それ以外の画質の受信に必要な複数の時間(第2時間群)、そして(3)低画質セグメントを受信して超解像処理するのに必要な時間(第3時間群)をあらかじめ算出します。【選択図:図2】
装置は、第1時間が第1閾値未満であれば最高画質で開始し、そうでない場合は、第2・第3時間のうち第2閾値以下となる時間に対応した映像品質を初期映像品質として選択します。特に第3時間(低画質+超解像)が条件を満たす場合は、超解像処理部17が動作し、低ビットレートでも高品位な映像を初期表示することが可能です。この仕組みにより、再生開始の早さと初期画質の高さを両立するストリーミング再生が実現されます。
つまりは、最高画質・低画質のダウンロード時間を比較し、最適な初期映像品質を自動選択。必要に応じて超解像処理も加え、ストレスのない動画再生スタートを実現します。
AIによる特許活用案
おすすめストリーミング初期映像品質超解像処理
- VODサービスの初期画質改善
- スマートテレビの自動画質制御
- モバイル通信環境に強い動画再生エンジン
最高画質が無理でも、低画質+超解像で開始時の視聴体験を改善。
回線速度に応じて初期画質を最適化し、待ち時間を最小化。
通信が不安定な状況でも高品質再生を維持可能。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 | ASK 実証実験 | ASK サンプル・プロトタイプ | ASK
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2021-047822 |
| 発明の名称 | 受信装置及びプログラム |
| 出願人/権利者 | 日本放送協会 |
| 公開番号 | 特開2022-146714 |
| 登録番号 | 特許第7652600号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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