日本放送協会
階層伝送方式の送信装置及び受信装置

日本放送協会
階層伝送方式の送信装置及び受信装置
本特許(JP 2022-167647 A)は、2系統の変調信号を階層的に合成して伝送する際、信号減衰による品質低下を抑える送信装置および受信装置に関するものです。階層伝送は、上階層(高優先度)と下階層(低優先度)のデータを一つの伝送路で同時に送るため効率が高い一方、減衰や干渉により階層ごとの特性が損なわれる課題がありました。本発明の送信装置は、まず**上階層データと下階層データの同期を揃えるクロック(基準クロック)を生成(クロック生成部11)**し、この共通クロックを用いて上階層用・下階層用の変調信号をそれぞれ生成します(12, 13)。その後、**レベル調整を行ったうえで両変調信号を複素ベースバンド信号として電力加算(14)**し、さらに直交変調部(15)で無線伝送波に変換します。受信側は送信側と同じクロック生成部を備え、電力階層伝送方式に基づき上階層および下階層のデータを効率的に復元します(23〜25)。この構成により、階層間の信号同期が崩れにくくなり、減衰環境でも高品質なデータ伝送が可能となる点が大きな特徴です。
つまりは、上位階層と下位階層のデータを一つのクロックで同期し、複素ベースバンドで統合。減衰の影響を最小限に抑え、階層伝送の信頼性を大幅に向上させる通信技術です。
AIによる特許活用案
おすすめ階層伝送無線通信直交変調
- 放送+データサービスの同時伝送
- 5G/6G向けマルチレイヤ通信
- IoTデバイスの省電力多層通信
上階層を映像信号、下階層をデータサービスとして送ることで帯域効率を改善。
高優先度制御データと大容量データを同一チャネルで安定伝送。
減衰に強いため、低消費電力でも安定的な階層伝送が可能。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 | ASK 実証実験 | ASK サンプル・プロトタイプ | ASK
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2021-073584 |
| 発明の名称 | 階層伝送方式の送信装置及び受信装置 |
| 出願人/権利者 | 日本放送協会 |
| 公開番号 | 特開2022-167647 |
| 登録番号 | 特許第7652614号 |
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