国立研究開発法人物質・材料研究機構
組成物、硬化膜、積層体、船舶、水中構造物、医療デバイス、及び、マイクロ流路チップ

国立研究開発法人物質・材料研究機構
組成物、硬化膜、積層体、船舶、水中構造物、医療デバイス、及び、マイクロ流路チップ
本特許(JP 2021-123712 A)は、海水や塩水などの過酷な環境でも長期間にわたり生物付着を防止できる硬化膜を形成する組成物に関するものです。従来の防汚塗料は、有機スズなどの生物毒性物質を含むものが多く、環境規制の対象となっていました。一方で、無機系や親水性ポリマーを利用した防汚膜は、長期暴露下で劣化しやすいという課題がありました。本発明では、(式1)で表される親水性基を有する繰り返し単位と、(式2)で表される光ラジカル発生基を有する繰り返し単位を含む第1の高分子化合物に加え、アクリルアミドでブロック化したポリスチレン系第2高分子化合物を配合。この組成により、光照射による架橋反応で強固な硬化膜を形成しつつ、親水性基が表面の水和層を維持して生物の付着を抑制します。結果として、フジツボ・藻類・貝類などの付着防止性能を長期間保持できる、環境負荷の少ないマリン防汚コーティング材料が実現されます。
つまりは、食塩水や海水に長期間さらされても性能が劣化しない。親水性と光反応性を組み合わせた新しい高分子コーティングで、船舶・海洋構造物を生物付着から守ります。
AIによる特許活用案
おすすめ防汚コーティング親水性ポリマー硬化膜
- 船底用防汚コーティング
- 水中センサー表面の防汚膜
- 医療デバイスの抗付着膜
長期航行でもフジツボ・海藻付着を抑え、燃費改善に寄与。
長期間の海中観測でも測定精度を維持可能。
細菌付着やタンパク汚染を抑え、安全性向上に寄与。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 | ASK 実証実験 | ASK サンプル・プロトタイプ | ASK
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2021-009527 |
| 発明の名称 | 組成物、硬化膜、積層体、船舶、水中構造物、医療デバイス、及び、マイクロ流路チップ |
| 出願人/権利者 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
| 公開番号 | 特開2021-123712 |
| 登録番号 | 特許第7656895号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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