国立大学法人金沢大学
アレルギー抑制剤及び脱顆粒抑制剤

国立大学法人金沢大学
アレルギー抑制剤及び脱顆粒抑制剤
本特許は、好中球由来のタンパク質「Ly6G」がマスト細胞応答を制御する新しい免疫調節機構に関するものです。マスト細胞はアレルギーや炎症反応において中心的な役割を果たし、過剰な脱顆粒(ヒスタミンや炎症性メディエーターの放出)が重度のアレルギー症状や慢性炎症を引き起こす原因とされています。本発明者は、好中球特異的に発現するLy6Gに着目し、マスト細胞との相互作用を解析。その結果、Ly6Gがマスト細胞の脱顆粒量(炎症性メディエータ分泌量)を制御する調節因子として機能することを発見しました。これにより、炎症過程における好中球とマスト細胞のクロストーク(細胞間通信)の新たな側面が明らかになり、従来の抗ヒスタミン薬とは異なるアプローチでアレルギー疾患や自己免疫性炎症を制御できる可能性が示されました。Ly6Gを標的とした新規治療薬の開発や診断マーカーとしての応用も期待される、免疫学的に重要な発明です。
つまりは、好中球が持つタンパク質Ly6Gが、マスト細胞の脱顆粒反応を調節。炎症応答やアレルギー反応を根本からコントロールする、新しい免疫制御メカニズムを提示します。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 | ASK 実証実験 | ASK サンプル・プロトタイプ | ASK
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2021-060117 |
| 発明の名称 | アレルギー抑制剤及び脱顆粒抑制剤 |
| 出願人/権利者 | 国立大学法人金沢大学 |
| 公開番号 | 特開2022-156430 |
| 登録番号 | 特許第7669027号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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