国立大学法人福井大学
ROCK阻害剤およびSyk阻害剤の利用

国立大学法人福井大学
ROCK阻害剤およびSyk阻害剤の利用
本特許は、アルツハイマー病の病態進行を抑制する新しい薬理学的アプローチに関するものです。アルツハイマー病は、神経細胞内でのタウタンパク質の異常リン酸化と切断が原因の一つとされ、これにより神経原線維変化(NFT)が形成され、記憶障害や神経死を引き起こします。従来の治療薬は症状緩和にとどまり、タウ異常そのものへの直接的な作用は限定的でした。本発明では、ROCK(Rho-associated protein kinase)阻害剤およびSyk(Spleen tyrosine kinase)阻害剤を有効成分とすることで、タウのリン酸化と切断の双方を同時に抑制。また、これらの阻害剤が神経細胞内のオートファジー(自己貪食機構)を活性化し、異常タンパク質の除去を促進することも確認されています。これにより、神経細胞の保護と病態進行抑制を両立。タウ病理を根本的に制御できる次世代型アルツハイマー病治療薬の開発につながる画期的技術です。
つまりは、タウタンパク質の切断とリン酸化を同時に抑制。ROCKおよびSyk阻害剤の併用で、神経変性を根本から防ぐ新しいアルツハイマー病治療アプローチです。
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 | ASK 実証実験 | ASK サンプル・プロトタイプ | ASK
特許評価書
- 権利概要
| 出願番号 | 特願2020-218869 |
| 発明の名称 | ROCK阻害剤およびSyk阻害剤の利用 |
| 出願人/権利者 | 国立大学法人福井大学 |
| 公開番号 | 特開2022-103941 |
| 登録番号 | 特許第7671050号 |
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
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