【原 和弘】透析膜を用いた食品のイオン濃度調整方法
【原 和弘】
透析膜を用いた食品のイオン濃度調整方法
例えば、牛乳中のカリウム濃度を味を保持したまま低下させることが可能です
この技術の適応の具体例として牛乳中のカリウム濃度を味を保持したまま低下させることが挙げられます。
日本人の8人に1人(1300万人)が慢性腎不全とされており、ステージが進むとカリウム制限が必要となります。現状、カリウムやリンを下げたミルクも販売されておりますが、残念ながら味が牛乳と大きく異なったり粉末タイプだったりと手軽に牛乳に近い製品を楽しめる環境ではありません。
牛乳を直接イオン交換樹脂に反応させると味が大きく劣化しカリウム以外の電解質の変化も顕著になるのに対し、膜を介して牛乳とイオン交換を反応させることにより、上記の望ましくない変化を抑制することに成功しております。
この技術に関して、特許申請とともに論文発表も行なっております(Hara K. Modification of milk resulting in low potassium and minimal electrolyte changes with minimal changes in taste. J Dairy Res. 2022 Apr 29:1-5. doi: 10.1017/S0022029922000358.)
活用条件
- サブスク
- 譲渡
- ライセンス
商品化・サービス化 実証実験 サンプル・プロトタイプ
特許評価書
- 権利概要
出願番号 | 特願2022-540195 |
出願日 | 2021/07/18 |
発明の名称 | 成分調整物生産装置及び成分調整物生産方法 |
出願人/権利者 | 原 和弘 |
公開番号 | WO2022/ 02 |
登録番号 | 7478333 |
特許取得国: JP
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