本特許は、フラワーアレンジメント作業中に発生する微粉を抑制するための樹脂フォームおよび塗布液に関するものです。従来のフローラルフォーム（給水スポンジ）は、カットや花材の挿入時に微粉が発生しやすく、作業環境の汚染や作業者の健康への影響が課題となっていました。本発明では、樹脂フォーム基材の表面の少なくとも一部に、カルボキシメチルセルロース、シリコーンオイル、デキストリン、ケイ酸ナトリウム、水溶性澱粉などから選ばれる少なくとも1種の物質を含む**被覆材（コーティング層）**を形成。この被覆材により、フォーム表面の摩耗を防止し、花材の挿入やカットの際に生じる粉塵を大幅に低減します。また、コーティング層が保湿効果を持つため、花材の給水性能も維持。作業時の手触りも滑らかで、粉が手や机に付着することがありません。これにより、アレンジ作業の快適性・衛生性・作業効率が向上し、イベント装花や長期展示にも適した新しいフラワー資材技術として注目されています。

つまりは、花材を挿しても粉が出ない、作業環境にやさしい新開発フォーム。表面に天然由来成分をコーティングし、衛生的で心地よいアレンジ作業を実現します。